電気基礎・実習2015

2回生後期配当科目
使用テキスト:薮哲郎「電子工作のための電気・電子回路の基礎」奈良教育大学
       白土義男「たのしくできるやさしいアナログ回路の実験」東京電機大学出版局
自学自習についての情報:わからないことがあればすぐに解決するようにしましょう。
            1.授業中に質問する
            2.授業後に図書館やIPCで調べる
            3:教員へ直接アタックする
            いろいろな方法がありますが、これらは学生の権利です。
            権利を活用してください!
授業の形式:3時限に講義、4時限に実習を行う。
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点):講義への参加態度40%、レポート60%

授業の概要

前半は、電気回路についての基礎的な講義。後半は、簡単な電気実習を行う。


授業の目標

基礎的な電気回路の動作原理を理解する。


1 直流回路の基礎

電圧と電流、回路記号、電気回路で用いる単位、SI接頭語、直流と交流、電圧・電流の向きと符号

実習1 ライデンビンの実験


2 直流回路の基礎

オームの法則、キルヒホッフの第1法則(電流則)、キルヒホッフの第2法則(電圧則)

実習2 ボルタの電池の実験


3 直流回路の基礎

抵抗の直列接続、分圧の式、抵抗の並列接続、並列抵抗の計算例、分流の式、抵抗回路の計算例

実習3 ミノムシクリップによる電気回路の製作(CdSによるモータ制御回路)


4 直流回路の基礎

ショート(短絡)、電流計と電圧計、電流計と分流器、電圧計と倍率器

実習4 ブレッドボードの使い方、ICによる発振器の実験(無安定マルチバイブレータ)


5 直流回路の基礎

キルヒホッフの法則を用いた回路の解き方、重ね合わせの理、テブナンの定理、アース記号

実習5 ICによる単安定マルチバイブレータの実験


6 直流回路の基礎

電流が流れていない部分の考え方、ブリッジ回路、電流源

実習6 トランジスタによる単安定マルチバイブレータの実験


7 直流回路の基礎

電流源を含む場合の重ね合わせの理とテブナンの定理、電気回路を解くときのテクニック

実習7 はんだ付けによる電子ボタルの製作


8 直流回路の基礎

電力、電力最大と整合、電力量

実習8 npnトランジスタの直流的な特性


9 交流回路の基礎

はじめに、回路素子、交流回路を解くのに必要な知識のまとめ、交流回路に加える電圧

実習9 簡易オシレータの製作


10 交流回路の基礎

正弦波の表し方、交流回路における素子、交流回路を正攻法で解く、複素記号法による解法

実験10 エミッタ接地増幅回路の実験


11 交流回路の基礎

複素記号法の原理、複素数を時間の関数に直す方法、複素電圧・複素電流の意味

実験11 バイアスポイントの実験


12 交流回路の基礎

印加電圧の取り扱い方、交流基本回路、複素記号法において成立する法則、アドミタンス

実験12 電圧入力型エミッタ接地増幅回路の実験


13 交流回路の基礎

共振回路、測定した電圧と電流から回路定数を求める

実験13 コレクタ接地増幅回路の実験


14 交流回路の基礎

測定した電圧と位相差から回路定数を求める、リサージュ図形

実験14 ダーリントン接続の実験


15 交流回路の電力

交流回路の電力、電力の公式の導出、実効値、力率、皮相電力、コイルとコンデンサのエネルギー

実験15 LEDフラッシャの実験


  • 最終更新:2015-03-11 13:07:21

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